バルトレックス（VALTREX）500mg

バルトレックス（VALTREX）｜商品詳細・特徴（効果・効能）

バルトレックスはヘルペスウイルスの増殖を抑える薬で、主に帯状疱疹や造血幹細胞移植における単純疱疹の発症抑制、性器ヘルペスの再発抑制、水ぼうそうの治療に使われます。

この薬の特徴として、有効成分の塩酸バラシクロビルが体内に吸収されるとアシクロビルという抗ウイルス剤に変換します。

これが細胞内にいる感染したヘルペスウイルスに取り込まれることで増殖を防いでくれます。

つまり、ウイルスDNAの複製を阻害することでウイルスの増殖を抑えてくれるというわけです。

保険適用の薬ですが、それでも薬価は１錠あたり５５０円と高価で、多量の処方は患者負担額も大きくなってしまうので、症状によりその処方量は限定されています。

バルトレックス（VALTREX）｜使用方法・服用方法・飲み方

バルトレックスは早期服用が大切で、遅れてしまうとウイルスが増殖してしまい治りにくくなります。

口唇ヘルペスや性器ヘルペスに対して使う場合は、1回500㎎（1錠）を1日2回飲んでください。

水痘（水ぼうそう）や帯状疱疹の治療のために使う場合は、1回1000㎎（2錠）を1日3回飲んでください。

バルトレックス（VALTREX）｜副作用・注意点

副作用は少ないほうですが、あるとすれば頭痛、吐き気、めまい、嘔吐、腹痛、発疹、眠気などです。

ただし、過量になると意識障害や精神変調を起こしやすくなることがあります。

注意点として、腎臓の悪い方や高齢の方は薬の排泄が遅れがちなので注意が必要です。

また、持病やアレルギーがある人、服用中の薬がある、妊娠中あるいはその可能性のある人も事前にきちんと伝えましょう。